リンは走り続けた
腕の痛みが激しくなろうが、転びそうになろうが
止まる事は無かった
涙もとどまる事は無い・・・
腕の傷口はスネイプに強く握られた所為でか、血が出ていて
黒いローブの一部が赤黒く変色し始めてきた
「っつぅ・・・っ!!ぅ・・・」
鐘の音が廊下に響く
授業が終わり、教室から出てきた生徒達の賑やかな声が遠くから聞こえてきた
リンは人目につかない柱の影でうずくまった
声を押し殺して、静かに泣く
赤黒いシミはゆっくりと少しづつ広がり続けている
「何してる・・・?」
「!?」
黒いローブの裾が、視界に入った