「ド、ドラコ・・・?」
「リンっ!?」

そこに立っていたのは、銀と緑のネクタイをつけたシルバーブロンドの少年

ドラコ・マルフォイ・・・

「お前っ!なんでこんなとこに?」

あからさまに示していた嫌悪感は消え失せ
ドラコはリンの側にしゃがみ込む
そして、体を支えるかのように手をリンの左腕の上に回した

「ぅっ・・・」

小さく上げたリンの声に思はずドラコは自分の手を置いた所に目を向けた
そこには、大きく広がった赤黒いシミ・・・
鉄の臭いがほのかに香って、ドラコは顔をしかめる
そしてすぐさまローブをめくり、リンの左腕の傷口があらわになった

「こ、こんな酷い怪我・・・・・・。一体何があった?」
「別に、何でもな・・・「無い訳無いだろっ!!」

突然ドラコが上げた大声にリンは身を震わす

「お前、こんな怪我でっ・・・!」

ドラコの顔は怒りに満ちていて、頬が興奮でほのかに赤く染まっていた
だが、それに対して、リンの顔は青白く
涙は止まっていたが、血は未だに止まる事が無い・・・
目は虚ろで、真っ赤になっていた

とても見ていられない姿だった


「っち!!何でもいい!!早くっ、医務室へ・・・!」

そう言ってリンの体を立たせようとした瞬間
リンの体は冷たく冷えた床に倒れ
リンは意識を失った・・・