『――・・・魔法薬学のトップがきいて呆れる・・・』


スネイプ先生っ・・・・
スネイプ先生・・・・・・・
いつもいつも、不機嫌そうに歩く姿や
食事をただ、黙々と食べ続ける姿も
時々口の端をあげて、意地悪そうに笑う姿も・・・
いつの間にか
大好きになっていました・・・


でもあたしは、なにもかも普通なハッフルパフ生・・・
きっと名前や顔なんて、覚えてくださってなんかいない

唯のハッフルパフ生・・・
スネイプ先生にとってはそれ以上でも、それ以下でもない・・・


だから頑張った・・・

他のどの教科よりも一生懸命やったし
あのグリフィンドールのグレンジャーさんだって抜いてみせた・・・
魔法薬学のトップになれば、きっと・・・
どんなに滑稽でもこれしか思いつかなかった・・・

なのに・・・、なのに・・・・・・・っ

『――・・・魔法薬学のトップがきいて呆れる・・・』



・・・ねぇ、先生?
あたし、先生の為に頑張ったんですよ?
・・・ねぇ、先生?
あたしの名前は【魔法薬学のトップ】じゃないんですよ?
・・・ねぇ、先生?
あたしの名前知っていますか?
・・・ねぇ、先生?
あたしの名前は、名前はですね・・・


・・・ねぇ、先生?
私はもう、あなたの中の優れた生徒じゃないんですか?



『――・・・魔法薬学のトップがきいて呆れる・・・』



「教授・・・、あたしの名前・・・知っていますか・・・?」
     

スネイプ先生の呆れた顔が、頭の中から消える事は無かった・・・・