リンはスネイプの発言が信じられなかった
初めて聞いたスネイプの謝罪の言葉・・・
しかもその相手は、ダンブルドアやマクゴナガルではなく
只のハッフルパフ生の自分・・・
「我輩が傷を握らなければ・・・「そ、そんなっ、」
それでもお構いなくに続けるスネイプの声を遮って、リンは声を発した
そんな自分に、リンは目を丸くする
だんだん顔が赤くなっていくのが自分自身でも分かって
リンは顔を下の方に向けた
そして、ゆっくりと言葉を紡ぐ
「医務室まで運んでいただいて、」
「そのうえ薬まで作って、看病までしてくださっているのに・・・・」
次の言葉がなかなか出なくて口ごもる
「・・・・・・せ、生徒達に噂されて・・・・迷惑まで掛けてしまって・・・」
リンは言葉を発している内に
だんだんスネイプに対して申し訳無い気持ちが強くなった
下を向いたまま上を向く事が出来ない・・・
今にも泣きそうになるのを堪える事で精一杯だった
「迷惑だと思っておらん」
「!?」
リンはバッと勢い良くスネイプの方を向いた
スネイプの視線もジッとリンの方を向いている
黒いスネイプの瞳に自分が写っているのを、リンは見た
「傷口がすべて消えるまで、毎日6時にここに来い」
「手当てをする」
「迷惑だと思っていたら、ここまでしない」
スネイプは一気にそう言い放つと、新しい清潔な包帯をリンの左腕に巻き始めた
その手つきはとても優しい
リンは嬉しい気持ちでいっぱいになった
「ありがとうございます、スネイプ先生」
そして、満面の笑みでスネイプに心からの感謝の言葉を述べた