パラパラと粉砂糖のような真っ白い雪が
絶え間なく降り続いてる
リンは1人で其処に立っていた
手袋を忘れてしまって、両手が真っ赤に染まり、ハァッと息を吹きかける
自分の口から出た白い吐息が、空気中へと消えていった


「きれー・・・」

ふと、声に出してみれば
木に跳ね返って、小さな木霊となって帰ってくる
リンはその幻想的な光景に見惚れていた


「リン」

後ろから呼びかけられてリンは振り返る
其処に立っていたのは
シルバーブロンドの髪に、緑色のマフラーを着ているドラコ
白い雪に負けないくらい青白い肌は、まるで病人の様
リンはドラコに駆け寄った

「ドラコ、何で・・・「お前馬鹿か?」
「へ?」

ドラコは近づいてきたリンの手をガシッと握った
その手にはしっかりと手袋をはめており、完全防備の状態だった

「そんな薄着で外を歩くな、この馬鹿」
「ぇ、あ・・、ゴメンっ」

さっきまで寒さで赤く染まっていたリンの手が
ドラコの暖かさで体温を取り戻していく
リンはドラコに向かって微笑んだ

「この前も、今日も、ドラコには助けられてばっかりだよね。ありがとう」

ドラコは赤くなった顔をリンに見えないように背けた

「フンッ!そう思うなら、もっと緊張感を持て」

そんなドラコの様子に
リンは、クスクスと笑みを漏らした
頬が赤く染まって、幼さが強調されて可愛らしく見える