ドラコは胸がときめくのを感じた
無邪気に笑うリンを見て、心がぽかぽかと温まっていく
「・・・リン、」
「なぁに?」
リンは深い闇色の瞳をドラコへと向けた
ドラコの鼓動はドクドクと早くなっていく
この心音がリンに聞こえてしまうのではないかとドラコは焦りを隠せない
「今度のクリスマスのダンスパーティ・・・
僕と、一緒に行かないか?」
「ぇ?」
リンは驚いた
あのドラコからの急な誘いに、胸の鼓動が早くなる
恥ずかしくて、ついドラコの手を離してしまった
「ゴ、ゴメン・・・、あたし一緒には行けないよ・・・」
その瞬間ドラコの顔が歪み、唇を強く噛んでいた
青白い唇が、色を取り戻していく
「・・・誰かと一緒に行くのか?」
小さな声で呟く
「相手なんて居ないけど・・・」
「・・・・・そうか。」
寂しそうな声で答えるドラコを見て、リンは胸が痛くなる
「ごめん、ドラコ」
「リンが謝る事じゃない。気にするな」
ドラコはフッと笑い、そう呟くと
スリザリン寮のある方へと歩いて行った
取り残されたリンは、ずっとドラコの背中を眺めていた