ガヤガヤと、いつもより騒がしい大広間
多くの人間がごった返している中で
殆どの生徒達は、クリスマスの話に花を咲かせている

「ロン、元気出して」
「そうだよ、気にする事じゃないよ」

だけど、そんな空気に合わず落ち込んでいる少年が1人・・・
僕の親友ロナルド・ウィーズリー
さっきからずっとジニーと励ましているのに
ぶつぶつと独り言を呟いている

ほんとにもう・・・、僕だって昨日断られたばかりなのに・・・
愚痴りたいのは僕だって同じさ・・・

「ロンったら、まだ落ち込んでいるの?」
「あら、ハーマイオニー」

ハーマイオニーが僕の心のモヤモヤを蹴散らす様に隣に座った
呆れた顔でロンを見やって、ジニーと目を合わす
ジニーは首を横に振った
ハーマイオニーは溜息をつく

「ロン、元気を出しなさい。
もっとすごい噂で、生徒達はあなたの事を気にも留めていないんだから!」

そう言うとロンは顔を恐る恐るハーマイオニーに向けた
僕もジニーも興味津々でハーマイオニーを見る
ハーマイオニーは得意そうに笑った

「なんと、マルフォイがパートナーを断られたのよ。魔法薬学のトップに!」
「魔法薬のトップ!?つまりハッフルパフのリン・シンジョウ!?」

ロンは顔を紅潮させながら興奮気味にハーマイオニーに詰め寄った
僕も呆然としてしまう
そしてパッとハッフルパフの席を見た

居た・・・あの黒い髪は間違いない・・・・


1回も話したことは無いけど、大人しくて良く笑うというイメージがある
しかも、ハーマイオニーを抜いて魔法薬学のトップ
正直、スネイプの教科のトップなんて尊敬に値する人だと思っていた

「マルフォイがフラれたなんて、良い様だ!!」

ロンはなぜか得意そうな笑みを浮かべている
どうやら元気が出たようで安心した

「ロン、あなた調子良すぎ・・・」
「ジニー、ほおって置いた方が良いわよ」


僕は3人が話しているのを横目に、彼女をずっと眺めていた