ドラコはサッと3人とあたしの間に入ってきた
あたしの事を守る様に
「ドラコ・・・」
小さい声で名前を呟く
「何もされなかったか?」
「うん」
あたしを気遣ってくれるドラコの優しさが、冷え切った心に暖かさをくれた
断ったあたしに・・・まだ優しくしてくれるの・・・・・?
「随分と人の事を調べあげたい様だな、グリフィンドールの連中は」
ドラコは冷たい声で睨みながら声を発した
「何だと!?」
「ロン!・・・ロンのした事は謝るけれど、別にあなたの事を探った訳じゃないわ
シンジョウさんがハリーにぶつかっただけだもの」
グレンジャーさんがウィーズリー君を抑えながら前に出た
ドラコはあからさまに嫌悪感を示した
「うるさい!!穢れた血なんかには聞いていない!」
「ドラコ!!」
「「!?」」
ドラコの言葉にあたしは目を丸くした
思わずドラコのローブをグイッと引っ張る
「よくも言ったな、マルフォイ!」
「待って!!」
あたしは大きな声で遮って
ローブの裾から杖を出したウィーズリー君とドラコの間に入る
「ドラコ、ダメだよ。・・ね、もう行こう。
あの、ぶつかちゃってごめんなさい・・・」
そう言ってドラコを寮の方へと促す
ドラコは憎たらしげに3人の事を睨んだまま、杖をしまった
そしてグラップ君とゴイル君に目配せをして歩き始める
あたしは安堵のため息を漏らした
だけど・・・
「フンっ、マルフォイを庇うなんてアイツもろくでも無い奴さ。
だって、魔法薬以外にどこもパッとした所なんて無いじゃないか」
あたしとドラコの歩みがピタッと止まった