「ハリーッ!!何で止めたんだよ!!」
ロンはハリーに文句を言いながら、廊下を進んでいた
ハリーは何も言わないまま隣を歩く
「ロン、私、あなたも言い過ぎだと思うわ。
シンジョウさんにあんな事言うなんて・・・・・・」
ハーマイオニーの言葉に、うっとロンは気まずそうな顔をした
反省はしているようだが、なかなか納得できない
そんな顔だった
「私はマルフォイに言われるのはいつもの事だけど
シンジョウさんは初対面の人に言われたのよ?」
それでも、ハーマイオニーの責め立ては続く
ハリーはハァッとため息をつく
「ロン、今度会ったら絶対謝れよ。」
「・・・・・・・・・・分かってるよ・・・」
ロンは小さな声で呟いた
ハリーとハーマイオニーは満足そうに笑う
その時、ハリーは自分の教科書とノートの間に挟まっている白い封筒に気付いた
あて先は『リン・シンジョウ』・・・
送り先の名前は書いていない、シンプルな封筒
「あら?ハリー、それシンジョウさんの?」
ハーマイオニーがハリーの手元を覗き込む
「うん、さっきぶつかった時混じったんだ。返してくるよ!」
そう言ってハリーは踵を返した
そして足早に、さっきの場所へと戻る
「ハリー!!シンジョウに代わりに謝ってよ!!」
「ロン!!何言ってるのよ!!」
だんだん小さくなっていく親友達の声に笑みをこぼしながら
リンの元へ急いだ