ハリーは人通りの少ない廊下を走った
急げばまだリンは居るかもしれない・・・・・・
そして、予想通りにリンはまださっきの場所に1人で立っていた
ドラコが居なくて、ハリーは心から安心した
「シンジョウ」
「!?・・・ポッター君・・・?」
声を掛けられて、リンはバッとハリーの方を振り向いた
その顔には、なんで戻ってきたの?、と疑問を浮かべている
ハリーは封筒を取り出した
「これ、僕の荷物に混じってたんだ」
リンは封筒を見る
それは確かに、朝届いた自分宛の封筒だった
「あ!・・・どうもありがとう」
リンは小さく笑って封筒を受け取った
ハリーは自分に向けられたその笑顔に、思わずドキッとする
それがばれない様に、ハリーは慌てて話をふった
「急ぎの内容かもしれないと思って、走って来たんだけど、大丈夫だった?」
「え?まだ、内容見てないから・・・」
そう言ってリンは差出不明の封筒をゆっくりと開ける
その瞬間・・・
ザシュッ
「っ!?」
「リン!!?」
封筒からカマイタチのようになった空気が飛んできて
真っ白かった封筒が、血に染まった