大きな鐘の音が、ホグワーツに響いた
今日の授業が全て終わった事を告げる鐘に
生徒達は、元気良く思い思いの場所に走っていった

リンはそんな元気な気分になれる訳なく、直ぐに寮に戻り
ベットの上でボーっとしていた・・・

考えるのは、噂の事・・・


『リン!スネイプがオーケー出したらしいわよ!
ダンスパーティで面白いものが見れる!』


今でもマリアの明るい声が、頭から離れない
リンは思わず涙を流す


自分が特別だなんて・・・、馬鹿みたい・・・


悲しい気持ちと悔しい気持ちが入り混じって
リンは、ぐしゃっと自分の髪の毛をかき上げる
包帯が巻かれた手から零れ落ちる、スネイプと同じ色の髪の毛

瞳を閉じると、スネイプの小さく笑った顔がリンのまぶたに写った


いつも、自分から行動しなかった・・・
こんな時も、何もしないで泣いているだけ・・・

そんなのは嫌だ・・・



リンはぐっと制服の裾で涙を拭った
突然、思い立ったようにベットから起き上がり、机の中を探った


そして何かを手に取り、カバンにしまって、颯爽と部屋を出て行った