本棚と本棚の間にある、誰も来ない静かなスペース
リンはそこに1人で座っていた
机の上に置かれているのは、羊皮紙や教科書ではなく
シンプルな可愛らしい封筒
リンが大切にとっていた、お気に入りの封筒だった
封筒を掴んで、図書室までやってきたのは良いけれども
何を書けば良いのか分からないまま、リンはじっとそれを見つめていた
「うーん・・・・」
トントンと軽快に机を指でリズム良く叩く
「うーん・・・」
一向に、何を書くべきか浮かんでくる気配は無い・・・・・
その時、後ろから人影が現われた