リンは大広間からスネイプの自室に向かって、歩く
今日の夕食の席にはスネイプの姿が無くて、少し安心していた

「(せっかく決めたのに、怖気づいちゃうかも知れなかったし)」

今からやる自分の行動に、今更だけど緊張して心が破裂してしまいそう
一歩一歩進める足取りは、決して軽いとは言えないけれど
しっかりとスネイプの所に向かっている

薄暗い地下へと続く階段を降りていく
地下は薄暗くていつも歩き難いのに
今日は薄い明かりが何処からか漏れているようで、足元が認識できた
光の元を確認しようと廊下の奥を見ると、扉が開いていた
影が1人分廊下の方に漏れている


「(・・・あそこって、スネイプ先生の自室だよね?)」

いつもは侵入者を許さないように、きちんと閉まっている扉なのに、
リンは疑問を持った

少し急ぎ足で扉に近づいていく
すると、だんだん小さい声が聞こえてきた

「(誰かお客さんが居るのかな・・・?)」

いけない事だとは分かっていても、好奇心を押さえる事が出来なかった
足音を立てないよう進んで、扉に手を掛けこっそりと覗いた


だけど、そこに居たのは
少女と、その少女の肩に手を掛けて立っているスネイプ・・・

リンは、大切に抱えていたかばんを落とした