リンは空き部屋に入って、泣いていた
スネイプに対する態度に後ろめたい気持ちもあったけれど
今はただただ悲しかった
胸が張り裂けそうな想いだった


「(もう、・・・・遅かった・・・。・・・・もう、嫌だよ)」


リンは声を押し殺し泣き続けた
ふと、カバンが目に入ってあの手紙を思い出した
おもむろにカバンの中に手を伸ばし、手紙を探す
だけど、それらしい感触が無い・・・
リンはカバンの中を全て出した
そして杖を握る

「・・ぅ、、ルーモス・・」

杖の先の光で辺りを照らして、荷物の中から手紙を探す

「(な、無いっ!!?)」

いくら中を見回しても見つからない
リンは呆然としてしまったけれど、すぐに涙を強く拭った
今は泣いている場合ではない、と心を切り替える

「(ど、何処に・・・?図書室・・・、では無いよね?もしかして!?)」

思い出したのは、あのスネイプに渡した本
もしかしたらあの本に挟まってしまったのかもしれない・・・・

「(もしそうだったら・・・・先生に見られる前に何とかしなくちゃ・・・)」

リンはカバンの中身を全部しっかりとしまって
急いで部屋を出た


「(ほんとにどうしようっ!?)」


スネイプの部屋に向かって走って行った